今日、たまたまYou Tubeで見付けた虹の大橋の動画で思い出したので、当時の恐怖体験を誰かに聞いて貰えればとスレ立てしてみた。
スペック
神奈川県産まれ
幼少のときから霊感は少しある
中肉中背で基本は力使う仕事の男
他にスペック聞きたいことがあれば話せる範囲で話す
何故、スレを立てたかは色々疑問が残ってるから。
文才は無いし、突発的に書きたくなったので書き溜めていないことを考慮して聞いて頂きたい。
因みにガチな話しなので、安易にそのような場所へ行かないよう、お願いします。
今から約30年前、俺は車の運転免許を取ったばかりだった。
ちょうどその一ヶ月前に親父が日産のプリメーラという車を新車で買っていた。
当時の俺には車を買う金も無く、親父に借りた新車のプリメーラを借りて仲間や彼女とドライブを楽しんでいた。
そのことが起こったのは冬だった。
彼女と二人でドライブしてたその日、クリスマス時期ということもあって、クリスマスツリーのネオンを見に行こうと宮ヶ瀬へ向かった。
当時は宮ヶ瀬に大きなツリーにネオンを点灯させてパーキングは賑わう場所だった(現在はどうか知らない)。
彼女がよろこんでくれるだろうと車を走らせた。
そのパーキングへ向かうには、明るい国道246号の妻田交差点から山道を通るルートだった。
山道を進むにつれ街灯が無くなっていったが、俺と彼女はカーステレオの音楽で恐怖は無かった。
見てくれてるひと居るみたいだから続ける。
質問とかあったら聞いてくれ
そして宮ヶ瀬パーキングの手前、虹の大橋にさしかかった。
この橋は自○の名所で有名な橋。
カーブの連続を走り、その橋が見えると異様な光景が目についた。
ありがとう、この話し俺の中で、お蔵入りしようかと思ってたんだけど、どうしても今夜伝えたくなってさ
橋の歩道、両脇に点々と置かれた花束。
心霊スポットとも地元では言われてたが実際初めて来た橋で、俺もその時は少しビビってた。
その光景を見た彼女もビビった顔をしているのを見た俺は、カーステレオから流れる音楽のボリュームを上げて、落ち着かせようと流れる歌を歌いながら、橋を渡りはじめた。
ほんとうは俺が一番ビビってたから。
一人で体験してないから尚更恐怖だったんだ、
そして橋を渡り始めると、左右の歩道に点々と思ってた花束が沢山あるのが目に入った。
俺は彼女を怖がらせないようにと
「ほら、あっちも飛び降りたんだね、ほらこっちも」と
馬鹿にするように歌いながら指を指してた。
それが恐怖の始まりとは知らず。
おそらく、花束は10ヶ所以上あったと思う。
一箇所に沢山献花されたものや、枯れた花束も、
そして橋を渡りパーキングの灯りが見えた。
クリスマスツリーを見れば彼女も落ち着くだろと安心した。
パーキングに車を停めるとやけに車が少ないのが気にかかった。
二人で車を降りツリーを見ようと向かった。
ツリーはパーキングから谷の部分に建てられているので、見下ろすと、ネオンは消えていた。
二人で目を合わせ意気消沈した顔で
「もう今日は消えちゃったんだね」と
暫く暗い谷のツリーを眺めていた。
だんだん目が慣れてくると、さっき通った橋がやけに目に付くように見えた。
二人とも自○の名所、心霊スポットということを思い出したかのように、足早に車へ戻った。
そこそこ広いパーキングには数台の車もあって、車内という安心感から、くだらない話しをしパーキングから車を走らせることにした。
それでも、その橋を戻らないと街に戻れない恐怖というか違和感がこの時に既にあった。
パーキングを出て橋を渡り始めると、渡ってきた時と同じように、彼女の恐怖心を抑えるため、いや、自分の恐怖心を抑えるため、
「馬鹿だなぁ、こんなとこで飛び降りて」
とか、カッコつけるように彼女に話して橋を渡りきった。
橋は明るかったのだが、街へ向かう山道にさしかかった途端から真っ暗になり、ライトをハイビームにした。
虹の大橋から街に向かうルートは一本道で、暫く下りカーブの連続。
下りはじめたそのとき
突然、エンジンが止まったんだ。
もう俺はパニック、となりの彼女は
「冗談やめてっ!」
って半泣きパニックだった。
俺は冷静になろうと、彼女に
「冗談とかじゃなくマジでエンジン止まった、」
って言いながら、エンジンキーを何度も何度も回し続けた。
そのうちハイビームにしてたライトも消え真っ暗闇になった。
彼女は恐怖に泣き出して、俺もどうしていいかわからないくらいパニックになってた。
聞いてくれてありがとう
見てるからはよはよ
すると突然、
ガコッガコッ、って車が前方へ進みはじめた。
前方は下り坂で勾配がキツくなるのを来る時に知っていたので、強くブレーキペダルを踏んだ。
それなのに車は止まることなく坂を下りはじめた。
もう何がなんだか、わけがわからなくてブレーキベダルを踏み直したら、
ブレーキベダルは踏み込んだままの状態で戻ってこない。
やがて下りのカーブにさしかかると、
「ガコッガコッ、ガコッガコッ、ガコッガコッ、!!!」
って速度が上がってきた。
カーステレオの音楽が
「キュルキュル!キュルキュル!」と
エンジンもかかってないのに鳴り始めて、彼女はダッシュボードをバンバン叩きながら、
「こわいっ!こわいっ!やめてぇ!!」と
叫んでた。
「ガコッガコッ、キュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュル」
一生忘れられない恐怖の瞬間だった。
速度を増してくブレーキも効かない車に加え、二人の熱気で曇る窓ガラス、センターラインが薄っすらわかる程度で、俺は前のめりになりながらハンドル操作をした。
するとバックミラーに後方から来る車のライトが写った。
その後方から来る車のライトがどんどん迫ってくることに、
助けて貰えると一瞬思ったが、こちらの車は真っ暗で、下手すれば追突されると思い返し、広い退避場所を目を凝らして探した。
でも横道も無ければ退避できる場所も無かった。
最悪、山道の木にぶつけて止めようと思ったそのとき。
車が減速した、俺はもう一度落ち着いてブレーキを踏み込んだ。
車は止まった。
サイドブレーキを引きエンジンをかけ直すと一発でエンジンがかかった。
パニックでヘッドライトを操作したりして消えていたので、安堵感から落ち着いてヘッドライトをつけた。
すると、
曇るフロントガラスから見た左側に白い看板があった。
よく見えなかったので、泣きじゃくる彼女の前のフロントガラスと助手席の窓を手で拭くと
「死亡事故多発地帯につき注意!」
と記された看板だった。
俺はこの時ヤバイと思った。
後ろから来てた車があることに、そして俺はバックミラーを見た。
でも、さっきまで近付いて来てた後続車のライトは無かった。
その看板までの山道に交差点や横道は無い、
もう視界に入る看板と謎の現象、そして泣きじゃくる彼女にさえも怖ろしさが増して、猛スピードで街まで戻った。
いつも見てる街のあかりが、この時初めて神様のように思えた。
少し落ち着いてきた彼女とファミレスに入った。
あの看板からほとんど、会話を交わせないほど二人とも放心状態だった。
その日、無言のまま彼女を自宅まで送り届け、俺も自宅へ戻った。
翌朝、車を貸してくれた親父にこのことを話そうと車を見ると、
リアガラス、トランク、リアバンパーに無数の手跡が。
怖すぎてチビッた、
親父も驚いていたけど、体験していないのもあるので、半信半疑で一緒に洗車してもらい、日産のディーラーに持って行った。
車の点検をしてもらったが、エンジンが停止したのは不明ということだった。
それ以来その車が同じような症状になることはなかった。
約30年前の話しだが、確実にわかるのは死者を馬鹿にし、怒らせてしまったこと、
今でも、申し訳なく思っております。
人は様々な人生があるということを理解できないクソガキでした。
この場をお借りして謝罪致します。
ごめんなさい
ここまでが、最初の恐怖体験。
この体験からいろいろ始まるんだけど、眠くなったのでまた明日の夜にでも続き書きます。
亀レスに付き合って下さったかた、ありがとう
おやすみなさい。
元スレ:https://mao.5ch.net/test/read.cgi/occult/1630599646/
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